【社説】中国観光客誘致戦、その精神から変えよ
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2010.08.01 10:36
ソウル地下鉄3号線景福宮駅の近くにある土俗村はサムゲタンで有名だ。いっぺんに200人以上収容できるここは4年物の高麗人参ともち米、カボチャの種、カボチャ、黒ごま、銀杏など特殊材料を入れて夏季滋養食として脚光を浴びてきた。
ところで2~3年前から土俗村を訪れる客の国籍が変わりつつある。客の半分が外国人で、香港・台湾に続き、中国の観光客たちが急増する状況だ。ソウルはもちろん、釜山、大邱、済州島の観光地とショッピング街、食堂には中国人の客でにぎやかだ。ソウル明洞のフットケア業店では中国の客の誘致競争が激しい。中国人旅行客は2005年だけで58万人にすぎなかった。
ところが昨年には134万人に増えた。増加速度は早いが中国観光政府が推定した外国人旅行客4766万人に比べれば2.8%にすぎない数値だ。韓国に来た中国人たちは1人当たり1558ドルを使った(韓国文化観光研究員の調査)。