脂肪の塊を溶かすタンパク質発見/日本
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2010.06.10 10:56
東京大学疾患生命科学研究チームが脂肪細胞中の中性脂肪の塊を溶かすタンパク質を見つけたと毎日新聞など日本メディアが9日、報道した。
研究チームの見つけたタンパク質は白血球の1種類であるマクロファージで作られた「AIM」だ。研究チームはAIMの作用を調査するためにAIMが作られないように遺伝子組み換えをした実験用マウスとそうではないマウスを観察した結果、AIMが生成されないマウスが格段に太ることを確認した。また研究チームが脂肪細胞に直接AIMを投入した結果、72時間後、脂肪の塊が溶け、4分の1の大きさまで小さくなった。毎週1回0.1ミリグラムのAIMを投入した体重40グラムのマウスはカロリーが高いえさを食べても4週間後、体重が5グラム減少した。
一方、まったく同じ環境でAIMを接種しないマウスは体重が10グラム増えた。AIMは脂肪細胞内脂肪の塊を溶かすだけでなく、脂肪細胞そのものが増えないようにする作用もすることがわかった。