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【噴水台】物証

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2010.05.31 14:49
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「安楽椅子探偵(armchair detective)」は犯罪現場に行かなくても事件を解決する探偵だ。 他の人から話を聞いたり、新聞記事を読んだりして推理する。 1983年にアーサー・コナン・ドイルが発表した『ギリシャ語通訳』を通して知られた言葉という。 ここで名探偵シャーロック・ホームズは自分よりも優れた兄マイクロフトを指し、「仮に探偵が椅子に座ったままで推理してもかまわないのなら、兄は歴史上最も偉大な探偵になったはずだ」と話す。 推理小説の女王アガサ・クリスティが創造した探偵エルキュール・ポアロも安楽椅子科だ。 現場に行っても髪の毛を拾ったり血痕を採取したりしない。 関係者の証言をじっと聞いた後、‘灰色脳細胞’を働かせて見事な論証を完成する。

 
1974年作『オリエント急行の殺人』は‘安楽椅子推理’の決定版だ。 大雪に閉じ込められたヨーロッパ横断列車で老紳士の遺体が見つかる。 乗客12人は12の異なった証言をする。 しかし彼は‘みんなが犯人’という意表を突く答えを引き出す。 不幸にも現代の捜査はこのように浪漫的でない。 容疑者は嘘をつき、捜査官の判断力は揺れるものだ。 このため米国科学捜査ドラマ「CSI」の主人公‘ギル主任’ギル・グリッソムはチーム員たちに強調する。 「嘘をつけないものに集中しろ、証拠は」。彼が信じるのは証言でなく証拠だ。

心証があっても物証がなければ起訴できない。 仮にすべての状況と捜査官の触覚が一人の者を指すとしても。 81年に韓国社会を騒がせた‘高(コ)氏事件’が良い例だ。 高氏は夫の父の姉妹3人を殺害した容疑で拘束された。 「犯行に使われたスリッパと血がついたストッキングをごみ箱に捨てた」という自白が唯一の証拠だった。 しかし自白が強圧捜査の結果という事実が明らかになり、高氏は約3年後に無罪判決を受けた。 何かを主張するには証拠を出さなければならないというのが常識だ。 ‘不適切な関係’を否認したクリントン元大統領を一発で仕留めたのは、彼の体液がついたホワイトハウスのインターン、ルインスキーのドレスだった。

物証は嘘と一方的な主張が乱舞する混乱の渦中で私たちを守ってくれる。 海軍哨戒艦「天安(チョンアン)」事件の調査結果が発表されたが、座礁・衝突説、さらには捏造説も出てくる。 それも「安楽椅子」の産物ではなく、直接現場に行って調査した人の言葉とは当惑する。 証拠が嘘をつくということだが、それなら私たちはいったい何を信じればよいのか。

奇宣ミン(キ・ソンミン)文化スポーツ部門記者


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