【社説】北は武力自制する南をこれ以上刺激するな
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2010.05.27 10:48
政府の対北朝鮮制裁措置発表に対抗し、北朝鮮祖国平和統一委員会も対南‘制裁措置’を発表した。韓国政府とすべての関係を断絶し、今後も対話と接触をしないと述べ、開城(ケソン)工業団地の経済協力事務所閉鎖など8項目を明らかにした。ほとんどが韓国側の制裁措置によってすでに実行中の内容であり、北朝鮮が主導的に握った措置は統一部が運営する経済協力事務所の人員追放程度だ。
北朝鮮は特に、2週後に開始すると予告された韓国軍の最前方対北朝鮮心理放送の再開に敏感な姿を見せている。3日前に「前線中部地区司令官」がスピーカーを照準撃破射撃すると明らかにしたのに続き、昨日は南北将官級会談の北側代表団長が開城工業団地の通行を全面遮断すると主張した。まだ北朝鮮の反応は深く憂慮するレベルではないといえる。しかし対北朝鮮心理戦が始まる6月中旬ごろには、最前方で局地的武力衝突が生じたり、開城工業団地の職員を人質にする可能性が懸念される。