「家庭の月」の５月、タレントのシン・エラさん（４１）が『家族百科事典』を息子チャ・ジョンミン君（１２）と一緒に出した。 副題は「この世のすべての家族のための絵本」。 英国作家メアリー・ホフマン氏の原作を親子で翻訳した。 題名は大そうだが、お互い違う形で生きる最近の家族の姿を子どもの視点に合わせて描いた童話だ。 離婚・死別・再婚家族。 大家族・核家族、同性愛家族など、さまざまな形態の家族を子どもが自然に受け入れられるよう構成されている。 世界１２カ国で同時出版された。

シンさんは何よりも本の内容に心が動いたという。 昔の童話の本に出てくる家族（親子が幸せに暮らす家庭）とは違い、片親家族、父母が２人ずついる家族、親がいない家族など、さまざまな家族に出会えたからだ。 シンさんも自分が産んだチョンミン君のほか、イェウンちゃん（５）、イェジンちゃん（３）の２人の養子を育てている。 １１日は政府が定めた「養子の日」だ。

シンさんは夫チャ・インピョさん（４３）とともに０７年から、国際児童養育機構「韓国コンパッション」の広報大使を務めている。 現在、世界の３２人の児童を後援している。 「家族問題は隠すものではない。 自分と違うからといって指を差してもいけない。 どの家族もみんな尊い。 子どもは家族を選択して生まれるのではない。 条件・環境が違う世の中のすべての子どもたちにこの本を捧げたい」。

この絵本の最後はこうだ。「家族はみんな違う。 家族が多かったり少なかったり、幸せだったり悲しかったり、裕福だったり貧しかったり （中略）みんなの家族は今日どうだった？」


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