３月１９日、ソウル家庭裁判所に離婚訴訟を起こした俳優パク・サンミンが、妻ハン・ナレさんを相手に１億ウォン（約８４６万円）を超す慰謝料を請求していた事実が明らかになった。

パク・サンミン夫妻を知る人は２９日「２人が昨年末から別居しているが、金銭問題と家族に対する不当な待遇でよく争っていた」と話した。

またパク・サンミンが投資し、夫人が経営中のソウル松坡区の中華レストランも争いの火種になったという話だ。事業拡張したい夫人とパク・サンミンの立場が違い、言い争いが絶えないというのだ。

夫人は３０日、Ａ４用紙２枚分の書面を通じて「最後まで希望を捨てないようにしたが、もう避けられない状況になった」とし「決定的な離婚事由はパク・サンミンのひんぱんな酒と暴行」と主張した。

また「１カ月間、パク・サンミンから訴状を３度もらった。芸能人生活をする夫のイメージルを思って問題は避けたかったが、これでは悔しくて立場を表明することにした」と明らかにした。「男の方から訴訟を起こし、あらゆる怪しいうわさが広がって悔しい。一瞬にしてバツイチ女の烙印を押され、名誉毀損だ」と述べた。

また「数十億の財産をもつパク・サンミンが、訴状を通じて財産分与をしてくれと要求してきた。２度目の訴状ではさらに高い金額を要求してきた。パク・サンミンの目的は慰謝料ではなく、私が経営中の食堂を奪うことだ。私もこれ以上は我慢できない」と心境を吐露した。

夫人側弁護士は「パク・サンミン氏は結婚後、よく暴力をふるい、いつもお酒を飲んで遅く帰宅し、精神的・肉体的に被害をかけてきた」とし「生活費もほとんど与えておらず、夫人のレストランへ来て営業妨害したこともある。江東警察署に暴行の疑いでパク・サンミン氏を告訴する」と説明した。

２人は２００７年１１月に結婚し、子どもはいない。現在パク・サンミンは来月放送されるＳＢＳドラマ「ジャイアント」の撮影を控えている。