黄長?氏「中国が支持する限り、北朝鮮の急変事態はない」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2010.04.02 10:51
米ワシントンを訪問中の黄長燁(ファン・ジャンヨプ)元北朝鮮労働党秘書(87)が先月31日(現地時間)、「中国が(北朝鮮を)ずっと支持する限り、北朝鮮の急変事態は起きないだろう」と述べた。97年に韓国に亡命した黄氏はこの日、米国のシンクタンク「戦略国際問題研究所」(CSIS)招請講演でこのように明らかにした。黄氏の米国訪問は2度目で、03年以来7年ぶり。
黄氏は講演で「現在、北朝鮮には金正日(キム・ジョンイル)国防委員長に反対するほどの大きな勢力がなく、北朝鮮体制内部の分裂は期待できない」と主張した。しかし「もし分裂が生じれば(先頭に立つ勢力は)軍隊」とし「勉強すべき年齢に10-13年ほど軍で苦労するため、いくら洗脳しても怨恨が体に深く染みついている」と話した。80歳代後半の黄氏は耳が不自由なため質問を聞くのにやや困難があったものの、比較的元気な姿を見せた。