現代（ヒョンデ）自動車が最高級大型セダン「エクウス」を７月から米国に輸出する。

現代車蔚山（ウルサン）工場の関係者は２５日、「米国高級車市場を攻略するためにエクウスの輸出を最終決定した。米国輸出用エクウスは蔚山第５工場で７月から生産される」と明らかにした。

昨年３月から国内で販売されている新型「エクウス」は、中国や中東地域など約１０カ国に輸出されている。「エクウス」の対米輸出を受け、現代車の米国輸出車種が多角化される見込みだ。

現代車は現在１２車種を米国に輸出しているが、「ソナタ」「アバンテ」など中・小型車モデルが主力だ。「エクウス」は「ジェネシス」に続いて米国市場に進出する２つ目の高級モデルとなる。

現代車はベンツＳクラスとＢＭＷ７シリーズ、レクサスＬＳなどを「エクウス」の競合モデルと見なして攻撃的なマーケティングに乗り出す計画だ。

「ジェネシス」は昨年、韓国車では初めて「北米カー・オブ・ザ・イヤー」に選ばれ、「エクウス」も最近、米国経済専門誌フォーブスの「２０１０年最も期待される新車１０車種」に選ばれている。

現代車の関係者は「輸出用エクウスの具体的な車名・仕様・価格などはまだ確定していない」と述べた。