【社説】ロシアは極右派の人種主義的野蛮を清算せよ
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2010.03.09 10:56
研修中だった韓国人大学生がロシア青年たちから集団暴行を受け死亡してから3週間もたたずに韓国留学生が再び凶器で重体になる事件がおとといモスクワで発生した。仮面をかぶった2人の男が留学生シム某さんに接近、そのうちの1人が刃物で首の部位を刺して逃げたという。衝撃と怒りを超えてロシアに対する恐怖が先に立つ。ロシアが、公権力が正常に作動する法治・文明国家なのか深刻な疑問を申し立てざるを得ない。
極東アルタイ国立師範大に短期研修中だった光州の交換留学生カン某さんがアルタイ州バルナウル市でスキンヘッドと推定される現地青年3人に理由なく殺されたのが先月15日だった。それからわずか20日でこんな不祥事がまた発生した。2005年サンクトペテルブルクで10代韓国人留学生2人が凶器で刺され、2007年には韓国人留学生が集団暴行を受け治療を受けたが、死亡した。昨年は短期語学研修中だった女子大生が火傷を負わされる事件にあっている。これでは偶発的犯行とは見にくい。韓国人留学生を狙った組織的テロの試みがあると思わなければならない。