【グローバルアイ】日本の人気自治体首長の秘訣
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2010.01.30 11:59
来月6日に就任3年目を迎える橋下徹大阪府知事(40)の人気は大変なものだ。26日の読売新聞が大阪住民を対象に実施した世論調査でなんと83%の支持率を記録した。発足4カ月余りの鳩山内閣の支持率が40%台である点を考慮すれば2倍の人気だ。
支持の理由は断然、橋下知事の指導力だ。議会と公務員の非難にもかかわらず大阪府の財政や教育など各種分野で改革を推進した橋下知事のリーダーシップが光ったという評価だ。2年前に38歳という年齢で就任した橋下知事は6兆円にのぼる大阪府の借金を減らすために「大阪維新」を宣言し、強力な財政改革を始めた。公務員の激しい反発にも屈することなく公務員の賃金を平均11.5%減給し、不必要な予算はすべて削減した。基礎自治体への補助金を減らしたほか、類例のない退職金削減も強行した。それでも大阪府の住民の暮らしは目立つほど変わっていない。今月中旬に発表された全国失業率調査の結果、大阪は7.7%で最も高かった。教育を除いたすべての分野で予算を削減したため、住民に対する医療・福祉も十分でない。それでも「行政・財政改革を推進する過程で住民が一定の負担を負うしかない」という意見が昨年に続いて今年も75%に達した。