【グローバルアイ】東京地検特捜部と朴槿恵
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2010.01.17 15:16
「よくやった」。わずかこの一言だった。 キューバのフィデル・カストロ前国家評議会議長。 彼は2006年7月、腸出血で緊急手術をした。 そして療養のため弟に‘しばらく’権力を譲った。 その間、弟は兄の側近をすべて追い出した。 カストロとは誰か。 1959年に反乱軍を率いて革命政府を樹立し、50年近くキューバを全権統治した人物だ。 そのカストロが療養を終えて弟に会った時、憾みを一つも出さずに「よくやった」と話した理由は何か。
権力の属性を熟知していたからだった。 人や金、情報などの権力は、常に1カ所に集まるものだ。 押し出された権力はあっという間に崩壊する。 ‘生きた権力’はそのために怖い。 しかしいくつかの例外的な状況が今、韓国と日本で見られる。