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【噴水台】脳の研究

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2009.12.25 11:39
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「レインマン」は暗記に天賦的才能を持っていたが、日常生活には大きな困難をきたす自閉症患者、すなわちサヴァン症候群患者の話を描いている。ダスティン・ホフマンが主人公を演じたこの映画は1989年、主演男優賞など4部門でオスカーを受賞した。

 
この映画の実際の主人公キム・ピークが19日、58歳で米国ユタ州ソルトレークシティで死亡した。彼は生きていたとき、1万2000冊程度の本を1字も間違えずにすべて暗記することができた。年月日さえ言えば、直ちにその日が何曜日だったのか教えてくれるほどだった。それでも彼は一生、お父さんの保護を受けなければならなかった。ひとりでは服も着ることができず、目玉焼きも作ることができなかった。サヴァン症候群を患う人の中にはイタリアのローマ上空をたった45分飛行した後、空中から見た家の窓の数まで思い出すこともあった。

脳の専門家たちもサヴァン症候群の正確な原因を知らない。脳がただ油の固まりにすぎないと思っていた17世紀のイギリスの哲学者ヘンリー・モアほどではないが、現代科学者たちも人の脳をまだまともにわかっていない。

人間の脳は約1兆個の神経細胞(ニューロン)でできた複雑な構造だ。ニューロンはまたほかのニューロンとシナプスという橋でつながっている。1兆個のニューロンは1000兆個のシナプスを通じて信号を取り交わす。そのため人間の脳が数千台のスーパーコンピューターに匹敵する能力を揃えているという話もある。

度がすぎた飲酒や外部の衝撃、慢性のストレスは脳の機能を落とす。年を取れば脳の各部位間の構造体制が弱化し、認知機能が下がる。米国バージニア大学研究チームが今年の3月に発表した研究結果を見ると、推論・思考力など脳の能力は22歳で最高潮に至り、27歳で衰退を始める。記憶力も37歳を経て衰退するが、頭の中には知識がずっと蓄積されるので60歳までは脳の機能が大きくなるという。

教育科学技術部が22日、新年業務報告で「脳研究院」を設立すると明らかにした。高齢化社会に備えて高齢者たちが多くかかるアルツハイマー病、パーキンソン病などの原因と治療法を見つけ、脳の機能を強化・調節する新薬開発に立ち上がるというのだ。脳の研究は21世紀の科学が開拓しなければならない分野だ。しかし脳の研究結果が他人の頭の中を密かにのぞき見ることのように誤った用途で使われないよう、倫理的基盤も同時に用意されなければならないだろう。

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