【時論】 北核「スモールバーゲン」も検討すべき時
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2009.12.14 13:31
先週、平壌(ピョンヤン)訪問を終えた米国務省のボスワース特別代表(北朝鮮政策担当)の足取りから疲れた様子が感じられる。訪朝の結果を説明するため、ソウルを経由し、週末に北京や東京、モスクワに立ち寄った強行軍のためだけではないだろう。70歳という年齢も「米国務省の北朝鮮政策特別代表」という肩書のパワーから考えれば、理由とは見なしがたい。
老練な外交官ボスワース代表を疲れさせたのは、進退両難の「両困馬(ヤンコンマ、囲碁で両方を厳しく追い詰められた状態)」の状況にある北核問題と6カ国協議の解決策かもしれない。訪朝の直前、韓国政府は同氏に朝米間の平和協定を受け入れられないという断固とした原則を注文した。平壌で顔を合わせた外務省の姜錫柱(カン・ソクチュ)第1外務次官は、北朝鮮の核開発を「米国のため」と責任を転嫁した。