【社説】50年かかって果たした原子炉輸出の夢
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2009.12.05 12:56
国産原子炉が初めて世界市場に進出できる扉が開いた。ヨルダンが発注した研究用原子炉建設のための国際入札で、我が国の韓国原子力研究院、大宇建設コンソーシアムが最終優先交渉対象者に選定されたからだ。優先交渉対象者に選定されたということは、今後、重大な変事がない限り、原子炉建設事業者として本契約を締結するという意味だ。こうして韓国は1959年、米国から初めて研究用原子炉を導入後、50年かかって原子炉輸出国まで跳躍した。格別に意味深い快挙に違いない。
韓国はすでに世界6位の原発強国に浮上し、世界最高水準の原発設計・建設・運用技術を持ったと誇れるが、原子炉輸出ほどはこれまでただの1件の実績もあげることができなかった。商業用原子炉はもちろん、研究用原子炉の国際入札に何回も挑戦したが、既存原発強国に押され、いつも苦杯を飲んだ。ところで今回、いよいよ国産化率97%の研究用原子炉を設計から施工と運営支援に至るまで、すべてのシステムをまとめて供給することができることになったのだ。こうして国内開発が制限された核燃料を除いて、事実上、完璧で独自の韓国型原子炉を輸出できる能力を備えたことが、国際的に立証されたわけだ。