【海外コラム】経済危機克服のカギは貿易活性化
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2009.12.01 09:36
今年の世界貿易の冷え込みは1930年代の大恐慌以降類を見ないものだ。内需と生産の崩壊で今年の貿易量は10%以上減少する見通しだ。来年に貿易が回復するかも不透明だ。今夏に貿易量が増えるいくつかの兆候が見られたが、回復傾向は順調ではない。
世界の貿易が冷え込み、極貧国は最大の危機に直面した。これらの国は経済危機が引き起こした衝撃を緩和するために景気浮揚策を実施したり、影響を受けた産業を救済する余力がない。極貧国で貿易は経済活動全体の大きな部分を占めており、経済危機から脱する最善の方法だ。よりによってこの極貧国の輸出が20%以上増え、世界市場でこれらの経済的活動の幅が一気に広がる状況で貿易が崩壊したというのが問題だ。金融危機が始まってから極貧国の輸出は44%も減少した。