【グローバルアイ】米大統領の広島訪問と天皇の韓国訪問
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2009.11.05 14:36
先日、日本の記者らと食事をしている途中、12-13日に予定されている日米首脳会談(12-13日、日本)の話が出た。鳩山民主党政権の発足後から冷え込んだ日米関係が、首脳会談をきっかけにどのように流れるかが話題だった。ある日本人記者はこう話した。「鳩山政権や日本国民はオバマ米大統領が原爆被害地の広島・長崎を訪問するかどうかに関心がある」。沖縄普天間米軍基地の移設など複雑な懸案はさておいて、広島・長崎などが象徴する日米平和同盟で会談の雰囲気を形成しようという日本人の内心を察することができそうな部分だ。
実際、米国大統領の広島訪問は日本政府の念願事業だ。日本が戦犯国という事実は別にして、米国の原子爆弾投下で市民20万人余りが命を失った。日本政府は被爆現場を保存し、核廃棄の正当性を知らせる教材として活用する一方、「日本も戦争の被害者」というメッセージを全世界に発信している。先日、朝日新聞が「1974年にフォード大統領が広島訪問を検討したというホワイトハウス内部の文書を確認」という記事を1面に特筆大書したことからも、日本がどれほど米国大統領の広島訪問を念願しているかが分かる。