【取材日記】破られたことも知らず…嘲弄された“鉄の境界”
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2009.10.29 09:10
27日午後3時30分。北朝鮮朝鮮中央放送は「南韓(韓国)の住民カン・ドンリム氏(30)が26日、東部戦線軍事境界線を自ら越えてきた」と伝えた。カン・ドンリム氏が以前に勤務した江原道高城郡22師団の連帯・大隊・小隊まで紹介した。そこを通じてきたという暗示だった。それから4時間後。合同参謀本部は報道資料を出した。22師団の鉄柵が破られたことを知らせてくれる内容だ。北朝鮮放送が流れた後になってようやく確認した結果だ。カン・ドンリムが26日に越北したと思えば1日がさらにたっている。北朝鮮放送が部隊を詳細に報道しなかったら境界の虚点はずっと後になって現れたかもしれない。北朝鮮は鼻で笑い、わが軍はさげすまれた。
軍事境界線から南に設置された三重鉄柵は横30センチ、縦40センチに切断されていた。1日の間に警戒兵たちが数十回巡察した地点だ。警戒兵たちは組になって夜間に約10分ごと、前方鉄柵を1回ずつ見回る。その上、朝にも前日夜、鉄柵に問題がなかったのかを再確認する。それなのにその大きな穴を見つけることができなかった。