ボズワース代表平壌行き?金正日総書記が電撃訪中?
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2009.10.26 08:55
南北秘密接触に続き、オバマ米政権発足以来、初の朝米当局者間接触が24日、ニューヨークで行われた。米国を訪問中の李根(リ・グン)北朝鮮外務省米国局長と米国の6カ国協議首席代表であるソン・キム国務省対北特使はこの日、ニューヨークの国連駐在米国代表部で1時間ほど会談した。26日、サンディエゴで開かれる東北アジア協力対話(NEACD)出席のため米国を訪問した李局長は、今月末までの滞在期間中、ソン・キム特使と2回ほどさらに会うものと予想される。
2人の会談は本格的な朝米二者対話のための予備接触の性格が濃い。北核懸案に精通した政府当局者は「米国が北朝鮮と直接話し合うことで方針を固めたので、今回の接触を通じて北朝鮮の立場を点検した後、場所と時期を決めるものとみられる」とし「時期は11月中旬以降になるようだ」と話した。挙論されるシナリオはすでに北朝鮮の招請を受けたスティーブン・ボズワース米対北政策特別代表が平壌または第三国で姜錫柱(カン・ソクチュ)外務省第1副相と協議することだ。平壌へ行く場合には金正日(キム・ジョンイル)国防委員長に直接会ってバラク・オバマ大統領の親書を伝達することもあり得る。朝米対話の結果によって北朝鮮が6カ国協議に復帰するシナリオも描ける。朝米間初の接触が行われたことは北朝鮮の全方位対話攻勢と対話と制裁を並行するという米国の「ツートラック」戦術がかみ合った結果だ。先立って金正日委員長は今月初めに訪朝した温家宝中国首相に「韓国・日本との関係改善を希望する」というメッセージを送った。最近、シンガポールでの南北秘密接触もこのような流れと無関係ではない。朝日間交渉も日本の新政権発足とかみ合って再開される可能性が予測されている。このように朝米対話を控え、全方位対話局面を造成することは、北朝鮮のよくやる交渉パターンのうちの1つだ。