写真提供：現代自動車

現代（ヒョンデ）自動車が新型「ユニバース」（Ｕｎｉｖｅｒｓｅ）を前面に出しながら日本大型バス市場の攻略を本格化した。

現代車は２２日、日本・東京のフォーシーズンホテルで、崔漢英（チェ・ハンヨン）副会長、金永国（キム・ヨングク）商用事業本部長、金錫煥（キム・ソクファン）日本販売法人長ら１００人余りが出席した中、高品質大型バスである新型「ユニバース」の発表会を行った。今年２月に「ユニバース」を発表した現代車が８カ月ぶりに新モデルを出したのだ。

現代車はこの日、行事場所に車２台とシートサンプル３種類を展示し、顧客が新型「ユニバース」の優秀性を体験できるよう準備した。この日展示された新型「ユニバース」は３０人乗りと６１人乗り（補助席１０席含む）の２モデルで、高級シート追加（３０人乗りモデル）、運転席エアコン設置など新規仕様が紹介された。

崔漢英副会長はあいさつで、「新型ユニバースは厳しい日本の顧客の要求事項を反映し、日本市場で競争力を確保するために商品性を大幅改善した最高レベルの製品。今後も日本の排気規制を満たし、販売およびサービス網の強化を通して、日本市場にユニバースを安定的に供給する計画」と述べた。

今回の行事で現代車は従来の中国・ロシア・中南米などに続き、相対的に劣勢だった日本市場でも好評を得たことで、グローバル市場で競争力を持つ‘高品質商用車ブランド’の面目を保った。

現代車は２月に日本で「ユニバース」を発表した後、４月から８月にかけて沖縄から北海道まで全国主要都市を回りながら全国ツアーを実施、競合他社のモデルより優れた燃費のため好評を得た。

現代車は「ユニバース」の日本市場定着をきっかけに、今後、現地顧客の要求を反映した持続的な商品性・品質の改善、販売およびサービスネットワークの拡充を通して日本市場でのシェアを高めていくことにした。