【社説】世宗市、堂々と代案を出して説得しよう
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2009.10.15 10:12
世宗(セジョン)市修正論が力を増している。当初の計画のように政府部処を移すだけでは‘幽霊都市’になるという共感が形成されている。実際、原案通りなら政府の効率性を害するだけでなく、忠清(チュンチョン)圏の発展にも役立たない。その代案として企業・教育・科学団地を誘致し、自足都市を作るべきだという声も出ている。しかしこれをどういう形で推進するかについては明確な態度を見せられずにいる。
最も大きな原因は、地域の民心を恐れる青瓦台(チョンワデ、大統領府)とハンナラ党が明確な立場を示すのをためらっているからだ。もちろん再・補欠選まで半月も残っていない時期なので、ハンナラ党が積極的に動けないのも理解できないわけではない。しかし22兆ウォン(約1兆8000億円)も投じる国家的事業をそのまま放置して長引かせるわけにもいかない。遅くとも今回の通常国会では必ず立場を整理し、事業推進の方向を定めなければならない。