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世界文化遺産の朝鮮王陵の保存に16年間で4900億ウォン投入

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2009.10.01 10:11
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6月に国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界文化遺産に登録された朝鮮王陵40基に政府が4900億ウォン(約376億円)を投入する。文化財庁は30日、「世界遺産朝鮮王陵保存管理と活用基本計画」を発表した。ユネスコへの登録過程で一部毀損している陵域の原形保存と保存指針の取りまとめなどが勧告されていたのを受けたもの。

文化財庁は来年から西三陵(ソサムルン)、懿陵(ウィルン)、泰康陵(テガンルン)など一部毀損した王陵の復元整備に乗り出す。2025年までの16年にわたり毀損した19の王陵の施設を復元し、陵域内に建っているその他の建築物は撤去する。火災や盗掘などを予防するため警備・消防設備などを設置する。地方自治体とともに王陵周辺の緩衝地域を体系的に管理するための基準もまとめる予定だ。

 
朝鮮王陵を観光資源として活用するためのプロジェクトも進行する。案内板を整備し周辺観光地をつなぐ探訪コースを設ける。儀軌など記録文献を翻訳し、王陵文化学校を運営するなどストーリーテリングも開発する計画だ。12月にはソウル蘆原区(ノウォング)の泰康陵周辺に王陵の空間構成と構造、祭礼などを見せる「朝鮮王陵展示館」がオープンする。


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