中国市場がグローバル自動車業界の最大激戦地に浮上している。

３０日のブルームバーグによると、中国の今年上半期の自動車販売台数量は６０９万台で、前年同期比１７．７％増えた。景気低迷で自動車販売が急減した米国（４８０万台）を上回り、単一国家では最多となった。

中国自動車市場が活気を帯びているのは中国政府の浮揚策のおかげだ。中国政府は農村の住民に自動車購入・交換補助金を支給し、排気量１．６リットル以下級の小型車を購入する場合は購買税を半額とする税制上の優遇措置を取っている。来年はこうした優遇措置が終わるが、速い景気回復のため自動車の需要はずっと増えると予想される。

グローバル自動車企業は中国市場をつかむために慌しく動いている。フォードは中国南部地域に３つ目の自動車工場を設立することにした。グローバル戦略の核心軸を米国から中国に転換するための事前布石と解釈される。

ゼネラルモーターズ（ＧＭ）は中国一汽自動車と共同で、フィアットも広州自動車と共同で生産施設を設置し、生産台数を増やすことにした。日産は中国内の合弁会社である東風自動車の生産人員を１２００人増やし、トヨタは来年から「カムリ」ハイブリッドモデルを中国で販売する計画だ。

グローバル自動車企業は今年上半期だけで中国市場に８９モデルの新車を販売、下半期にも５０モデルの販売を予告している。中国内の合弁会社である北京現代は来年から年間生産量を５０万台から６０万台に増やすことにした。


【今日のイチオシ記事】
・　「南北問題、韓国が当事者…米国ではなく韓国の意見を伝えるべき」
・　「世界が韓国を尊重」自信に満ちた李大統領
・　中国、１日に建国６０周年記念軍事パレード
・　 サモア諸島の津波で韓国人３人が死亡・不明
・　日本人「ヨン様ルート」をたどる旅へ
・　鳩山首相「私は宇宙人」