日本のプロ野球巨人の原辰徳監督が名将として注目を浴びている。

原監督率いる巨人軍は２３日に宿敵中日をホームの東京ドームで５対３で下し２００９年セ・リーグ優勝を決めた。２００７年以来３連覇を達成した。

巨人が３連覇を達成するのは３６年ぶりで、伝説の９連覇達成以来初めてだ。日本のメディアは巨人の新たな黄金期が開かれたと評価している。

当然３連覇を率いた原監督が注目されている。３月のワールド・ベースボール・クラシック（ＷＢＣ）で韓国との激戦の末に優勝し、チームを率いてシーズンを通して圧倒的な１位を続けついに優勝を獲得した。原監督の用兵術と改革に多くの拍手が送られている。在任６シーズンのうち４回も優勝し名将とされている。

原監督は今年のキャッチフレーズに「維新」を掲げた。改革と変化を通じ新たにスタートするという意味だった。若い選手を育成し１軍レギュラーとして育てた。遊撃手でトップ打者として坂本勇人、２番打者の松本哲也、５番打者の亀井義行らをレギュラーに抜擢した。ここにオビスポとゴンザレスら外国人投手らの技量を引き出し優勝戦力として活用した。

このため投手の上原浩治は大リーグに進出、二岡智宏は日本ハムに移籍し、５番打者の李承燁（イ・スンヨプ）の不振でもまったく揺らぐことなく１位を守ることができた。もちろんグライシンガー（１３勝）とラミレス、小笠原道大ら中心打線も展開した。ベテラン、新人、そして中堅選手らの調和を通じ安定感のあるチームを構築した。このため今後巨人の黄金時代が続くとの見方が支配的だ。

原監督はＷＢＣを終え厳しい後遺症に苦しめられた。韓国との激戦のためかコンディションが良くなく、１カ月以上も風邪に苦しんだ。チームから１カ月以上離れチームの戦力構想にも苦心した。しかし自身の立てた改革目標を完遂し３連覇に成功した。東京ドームで巨人の選手は８回胴上げした。昨シーズンは一時交代説も出た原監督はいまや名将として不動の地位を守っている。