来年度の国防予算策定をめぐり、国防部長官と次官が対立し波紋を呼んでいる。張秀万(チャン・スマン)次官が国防予算を大幅に引き下げる案を青瓦台(チョンワデ、大統領府)に報告した事実を知った李相熹(イ・サンヒ)長官が次官を叱責する一方、青瓦台(大統領府)と企画財政部などに予算削減に強く反対する意見書を出したのだ。嘆かわしいことだ。重大な国防業務を担当する官庁が内部の意見調整すらまともにできておらず、国民を不安にさせている。
国防部は「政府の中の政府」と呼ばれるほど膨大な人員と予算を使うマンモス官庁だ。また国防部の業務も基本的な国防業務のほか、政治・外交・社会・文化など多方面にわたっている。他の官庁よりも国防部高官に多様な意見を調整し予算を能率的に使う能力が格別に求められる理由だ。歴代政権で予算を担当する国防次官のポストに経済専門家がしばしば起用されたのもこのためだ。