【社説】東方神起きっかけに芸能産業の先進化急ぐべき
アイドルグループ・東方神起の専属契約紛争をめぐる波紋が日増しに広がっている。東方神起が所属する芸能プロダクション「SMエンターテイメント」が16日に予定された所属歌手らの合同公演を延期すると発表し、批判する世論が沸き起こっている。同公演はチケットの発売と同時に完売するほど国内外のファンから大きな関心を集めていたという。航空機に乗り「遠征観覧」を計画していた海外のファンも相当数だったというのが主催側の説明だ。
芸能人と所属事務所の紛争が国内を越え、外国のファンらにまで損害を及ぼすことになったから、不始末極まりない。東方神起のメンバーら3人の主張通り、SMが不公正な契約を強いたのか、それともSMの主張通り何かほかの内部事情があるのか、まだはっきりしていない。ただ今回の事態が世界最高レベルに成長した韓国大衆文化のコンテンツとは相応しくない芸能産業の後進的な下部構造を表出した点は明らかだ。