チョ・ジュンウン特別検事は29日、李健熙(イ・ゴンヒ)前三星(サムスン)グループ会長に対し懲役6年と罰金3000億ウォン(約229億円)を求刑した。李前会長は1999年に三星SDSの新株引受権付き社債(BW)を低価格で発行し会社に損害を与えた業務上背任の容疑などで起訴されていた。
特別検事チームはソウル高裁の審理で開かれた差し戻し審で、「最高裁で再判断するよう指摘されたBW行使価格はいくら低く計算しても50億ウォンをはるかに上回る。無罪を宣告した2審だけでなく、損害額が50億ウォンを超えておらず公訴時効が過ぎたと判断した1審判決も誤り」と明らかにした。