忘れられていく韓国戦争…米国では「忘れてはならない戦争」
韓国戦争(1950-53)停戦記念日の27日(現地時間)、米ホワイトハウスには弔旗が掲げられた。議事堂や国務省など政府省庁ではもちろん、ワシントン記念塔を囲む50個の星条旗も掲揚された。メモリアルデー(5月25日)を除いて個別戦争を称えるために米連邦政府の官公庁に星条旗が一斉に掲揚されるのは異例だ。韓国戦争終戦50周年に弔旗が掲揚されて以来、今回が初めてとなる。米国で星条旗を掲揚する日は新年初日と大統領の就任式、独立記念日、参戦勇士の日など年間17日。「韓国戦争参戦勇士認定法案」(Koream War Veterans Recognition Act)が上・下両院を通過したのに続き、オバマ大統領が27日を「韓国戦争停戦記念日」に指定し、連邦政府のすべての機関に星条旗を弔旗として掲げるよう指示したからだ。
オバマ大統領は布告文で「停戦協定が締結されてから56年が過ぎたが、米国人は今でも韓国戦争参戦勇士の勇気と犠牲に感謝している」とし「すべての米国人がこの日を韓国戦争参戦勇士を称え、感謝する日として守ってほしい」と呼びかけた。韓国戦争参戦勇士認定法案は、来年の韓国戦争勃発60周年を控え、韓国戦参戦軍出身のチャールズ・レングル下院歳入委員長が昨年に続き今年2度にわたって発議していた。3年余りの韓国戦争中、米軍は5万4246人が戦死し、8176人以上が捕虜または行方不明となった。