【社説】国会、非正規職の血と汗に結局背を向けるのか
国会議長による「職権上程」という非常手段を用いてメディア法を可決させた国会が再び扉を閉める。
明日、臨時国会が終われば9月の通常国会まで民生法案は埋めておくことになる。乱闘まで繰り広げたのだから、ある程度の冷却期間を置くのは必要だろうが、当面急がれる民生関連法案を放置しておくのは困る。非正規職法(期間制や短期間労働者の保護などに関する法律)は9月の通常国会に先送りされることになった。通常国会に持っていくからといって諸法案が処理できるかどうは分からない状況だから、非正規職の解雇事態が加速化するのは明らかだ。