放送法などメディア関連法案が昨日、国会で可決した。乱闘の末、誕生した改正法はさまざまな面から期待に及んでいない。放送法を改正する趣旨は、80年代、新軍事政権の強圧により作られた「地上波テレビが市場を支配する構図」を崩し、世論の多様性とクオリティの良い放送を目指すということだった。
しかし与野党問わず本質は伏せたまま、特定の新聞の放送参入を防ぐ方法を探すことだけに没頭し、結局当初の目的だった寡占弊害の解消案は水泡と化してしまった。各党が党利党略に走り数字にこだわる過程で、株式所有の制限など規制的な諸要素が当初の案よりはるかに強化された。それで一部では改正法について、主な目標が消えた「ぼろぼろの法」と非難する。