中国人が韓国人を相手にボイスフィッシング(電話を利用した詐欺事件)を通じて遭った被害金が、韓国と中国政府の協力を通じて3年ぶりに返還された。ボイスフィッシング被害額を海外から取り戻したのは今回が初めてだ。
上海韓国総領事館は16日「中国の裁判所が浙江省寧波市公安局の捜査結果を根拠として韓国人被害者89人の被害金額339万元(約4646万円)を返還するよう判決を下した」と明らかにした。「還給される詐欺被害金額は韓国の法務法人を通じて被害者に渡る予定」と上海総領事館が伝えた。還付金のうち72万5000元は被害者11人に還給され、残り267万元は被害者78人に還給される予定だという。