14日午前8時26分、ソウル鍾路区の永豊(ヨンプン)文庫前の路上。黒のワゴン車が道路端に立ち止まった。車の前ガラスの内側には「緊急輸送車」という紙が置かれていた。近くのSC第一銀行現金支給機に金を補充するために毎日同じ時間にここに立ち寄る現金輸送車だった。ワゴン車は午前7時50分ごろ、鍾路区某所にある現金センターで5億ウォン程度を集めて出た。ここで仕事を終えた後は隣近の銀行40カ所ほどを回って現金支給機に金を入れる予定だった。
車が止まると運転席と助手席に座っていたセキュリティ要員2人が5000万ウォンほどが入ったかばんを持ってきた。しばらくしてしま模様のシャツにジーパンを履いた男がワゴン車の裏に近付いた。身長1メートル60センチほどの男は石で車の後部ガラス窓を割った。