第2四半期(4-6月)の韓国経済は2.3%の成長を遂げた。韓国銀行は韓国経済が下半期にもプラス成長、来年には3.6%の成長が可能だとの見通しを示した。韓国銀行調査局長は、「再度景気が低迷するダブルディップの可能性は排除している」とする。輸出を成長動力としてきた韓国経済が来年には潜在成長率水準に回復するという話だ。先週には三星(サムスン)電子をはじめとする核心企業が期待以上の驚きの業績を発表した。こうして経済指標が好転し、政界では減税猶予の動きまで頭をもたげている。
しかし世界の経済状況はまだまだだ。依然として薄氷を踏んでいる。先週末に米国家経済委員会のサマース委員長は、「米国経済の最悪の状況はまだ来ていない」と警告した。