【取材日記】韓国内の対立あおる「サイバー北風」めぐる議論
7日に始まった国家の中枢機関、電算網への「DDoS(分散サービス妨害)攻撃」が5日ぶりに鎮まりつつある。3回にわたる攻撃で、国内だけでもおよそ50の国家・民間の各サイトが作動を止められ、感染した「ゾンビパソコン」(ウイルスに感染したり、不正侵入者に遠隔操縦ソフトを仕掛けられたりしたまま、ユーザーがこのことに気付かずに放置されているパソコン)のハードディスクが破壊される被害を受けた。
ところが、いざ消滅しつつあるDDoS攻撃よりも騒々しかったのは政界の「サイバー北風」(北朝鮮関連推定説)をめぐる議論だ。「サイバー北風」という言葉の中には、韓国内の対立に発展する場合、国民の分裂を起こす、より怖い悪性のコードが内蔵されているからだ。「サイバー北風」論は8日、野党民主党が「MB(李明博大統領のこと)が進める悪法のテロ防止法を視野に入れた国家情報院の働きかけ」と初めて指摘した。