国会外交通商統一委員会が９日「韓国軍部隊の国連レバノン派兵延長同意案」を議決する予定だったが、議決の定足数を満たせず処理できなかった。

同案の処理に向け、与野党は１５日「ワンポイント」本会議を開くことで一致した。現在、レバノンに駐留中の東明（トンミョン）部隊の派遣期間は１８日に満了する。これを延長する同意案を処理しなければ違法な駐留状態になるという焦りのため対立中の与野党が「ワンポイントの本会議」を開くことを決めたのだ。

しかし本会議に進む前に、所管する常任委員会での処理に失敗したのだ。直ちに「まぬけな与党」（朴宣映・自由先進党スポークスマン）と批判する声が上がっている。この日、外交通商委員会の全体会議が順調に進まなかったのは、野党民主党の議員ら（７人）が「ハンナラ党が一方的に会議を招集した」として、集団で欠席したからだ。

ここに会議を招集したハンナラ党まで５人の議員が出席しなかった。鄭義和（チョン・ウィファ）議員は李明博（イ・ミョンバク）大統領の欧州歴訪に特使として同行し、尹相炫（ユン・サンヒョン）議員は党が主催した国政報告大会の安保講演のため出席できなかった。南景弼（ナム・キョンピル）議員は大雨のため散会直前になって国会に到着し、鄭夢準（チョン・モンジュン）、李範観（イ・ボムグァン）議員らは地方区の日程で事前に欠席を通報したという。

ハンナラ党に所属する議員ら１７人のうち、１２人だけが出席した。現行の国会法上、議決定足数は全体人員の過半だ。この日の会議には全体２９人のうち１４人が出席、定足数から１人が足りなかった。焦った外交通商委・行政室が親朴連帯の宋永仙（ソン・ヨンソン）議員に「ＳＯＳ」を送ったが、効果がなかった。

創造韓国党の文国現（ムン・グクヒョン）、無所属の鄭東泳（チョン・ドンヨン）議員らも結局姿を見せなかった。半面、自由先進党は李会昌（イ・フェチャン）総裁と朴宣映（パク・ソニョン）議員が出席し、１００％の出席率となった。これらは「ハンナラ党議員まで出席せず、遺憾に思う」としハンナラ党に謝罪を求め、退場した。外交通商委は１３日に再び全体会議を開き、同意案を処理することにしている。


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