2004年5月、在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)が、NHKを含む日本の主要放送局に公文書を送った。「貴社が無断使用中の朝鮮中央テレビの映像物に対して1分当たり500ドルずつの使用料を取り立てる」という内容だった。そのときまで日本の放送局が正式な契約なしに衛星を通じて受信した北朝鮮放送画面を使ってきた慣行に釘を刺すという意図だった。お金もお金だが「北朝鮮叩き」一色である日本放送の北朝鮮報道を少しでも減らそうという狙いもあったはずだ。親愛するリーダー同志まで非難または戯画化する報道は、とにかく阻まなければならないのではないか。