最近、新聞や放送を見ると、経済ニュースがトップに来るケースが減ったという印象を受ける。 ニュースの属性上、経済がトップ記事にならないということは、経済が予想の範囲内で動いているということであり、悪いことではない。 しかし別の見方をすれば、先日まで経済危機で国が破たんするような感じで騒いでいたにもかかわらず、いつの間にこれほど鈍くなったのか、これほど鈍感になってもよいのかという心配が生じるのも事実だ。
1カ月ほど前、英ロンドンで、韓国の1-3月期の経済成長率がプラスに転じたというニュースを聞いた。 英国の成長率が3期連続で相当幅のマイナスとなった状況で、韓国経済のプラス反転は重要なニュースと考えたのか(対照しながら自国の経済状況を批判する意図も多分にあっただろうが)BBCが大きく取り上げ、同じ日に出てきた三星(サムスン)電子の予想外の実績とともに解説まで付けて相当な時間を割いた。 その時の解説のポイントは主要通貨に対する韓国ウォンの大幅安だった。