【社説】盧前大統領追悼の熱気、政治的に変質してはならない
真夏のような日差しだった昨日午後、ソウル徳寿宮(トクスグン)焼香所では追悼者が絶えなかった。 菊の花を持って黒いリボンを付けた老若男女が石垣道に沿って並んでいた。 晩に比べると人は少ないが、献花するのに30分間ほど待たなければならなかった。 政府が設置した焼香所は81カ所、全国の寺院や各種社会団体が設置した焼香所は約200カ所に増えた。
盧前大統領に対する評価は異なるだろうが、元大統領の最後の道を見送る気持ちは同じはずだ。 国民を代表した元大統領に対する礼儀であり、悩んだ末に死を選んだ一人の人間に対する憐憫であるはずだ。 少なくとも国民葬の期間は利害を離れて、大韓民国の国民全員がその気持ちを共有しなければならない。