民主党がきのう、「ニュー民主党プラン」を示した。党は「近代化の道」を基本方向として提示し、3大価値として「より多くの機会」「より高い正義」「ともに生きる共同体」を定めた。「包容的成長」と「機会の福祉」を2大発展戦略とした。
昨年の丁世均(チョン・セギュン)体制のスタートとともに構成された民主党ビジョン委員会が推進した今回の作業は反省から始まった。党は「中産層と庶民のための政党」を目指したが、実際は中産層からの支持を失い、金大中(キム・デジュン)・盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権10年間にあまりに理念的な闘争に偏っていたという認識が反省の下に敷かれていた。こうした悩みは韓国の民主党だけでなかった。1981年~92年の12年にわたり米民主党は政権を失った。黒人と少数人種、カトリックなど少数勢力の利益に偏重する左派原理主義的思考方式のために再執権の機会を失ったのだ。しかしクリントンは改革グループの民主党リーダーシップカウンシルを主導し、英国のブレアも労働党の未来を悩みながら左でも右でもない「第3の道」に方向を定めた。韓国の民主党は10年余り遅れているが、方向は正しく向かっている。民主党の前身の開かれたウリ党は保安法をなくし、私学と新聞を規制する法案にしがみついたが、国民には敬遠された。社会を2対8に分け相手の階層をを攻撃したが、彼らの萎縮でむしろ成長と機会が妨げられた。党が擁護するという中産層と庶民が被害を受けたのだ。