韓国の代表的な原子力発電所部品メーカーの斗山(トゥサン)重工業が来月にも韓国水力原子力と新蔚珍(シンウルジン)1・2号機の納品契約を交わす予定だ。今回の契約は特別だ。技術導入先の米ウエスチングハウスの支援をまったく受けずにすべての機器を納品するためだ。部品、コンピューターコードなど、原発技術分野ですべて自立したことを意味する。原発建設と運営技術などエンジニアリングは韓電技術が保有している。
斗山重工業のパク・ジョンヨン常務は、「韓国に原発が持ち込まれて30年余りで技術的自立が成し遂げられた。機器生産から建設工期順守、運営技術などは世界最高水準だ」と胸を張る。原発の核心部品の原子炉圧力容器、蒸気発生器までもすでに中国に輸出した実績がある。