【社説】自転車時代の開幕を知らせた「ハイソウル自転車大行進」
先週末、ソウル都心を6000台の自転車が走った。ソウル市と中央日報が共同主催した「ハイソウル自転車大行進」がオリンピック公園-ソウル広場区間で行われたのだ。子どもから90歳近い高齢者までが道路に出てペダルを踏んだ。家族や友人、職場の同僚、同好会のメンバーが並んで走り、自転車に乗る楽しさを満喫した。ソウル都心で初めて開催された自転車行進だった。同日、京畿道(キョンギド)の水原(スウォン)や仁川(インチョン)、済州(チェジュ)でも自転車行進が開かれた。全国各地で自転車同好会メンバー3万人が参加し、来月3日まで行われる「第1回大韓民国自転車祝典」の開幕となった。
和合と祭りの今回の自転車祝典は、自転車の利用を広める起爆剤になると期待されている。この行事をきっかけに全国で自転車ブームが起き、政府と地方自治体が自転車政策を重視すると考えられるからだ。自転車大行進に参加した呉世勲(オ・セフン)ソウル市長は自転車の効用を「1石6鳥」という言葉で表した。自転車に乗れば健康によいうえ、交通渋滞の解消、駐車難の解消、エネルギー節約、二酸化炭素排出の減少、大気汚染の改善に効果があるということだ。その通りだ。