北朝鮮は初の墜落事故以降、同一機種の戦闘機に対し運航中断措置を取らなかった。機体の欠陥など調査の結果が出るまで運航を中断する慣例を無視したのだ。ミグ23は、北朝鮮空軍が約40機しか保有していない相対的に新型の機種だ。約120機を保有する主力機・ミグ21よりワンランクグレードアップしたものだ。空対地の攻撃が可能で、韓国軍のF16に匹敵すると評価されている。
情報当局者は「ミグ23の場合、ベテランのパイロットが運転するため、操縦の未熟さによる事故はほぼない」とし「修理不足による整備不良や機体の欠陥である可能性が高い」という見方を示した。また「韓米合同軍事演習への対応とミサイル発射への支援などに無理に動員され、墜落したものとみられる」と付け加えた。