3月の輸入車販売台数は前月より28.6%増の4711台となった。昨年の同じ月に比べると18.5%の減少だった。韓国輸入自動車協会の尹大成(ユン・デソン)専務は、「一部ブランドの積極的なマーケティングに後押しされ2月に比べると増加したが、景気の冷え込みと為替負担で前年同月に比べ販売が減少した」と説明した。尹専務は、「しかし消費心理は底を打った感じだ」としている。
ブランド別の販売台数はBMWが799台で2月に続き1位の座を守った。次いでフォルクスワーゲンが724台、メルセデスベンツが605台、アウディが558台と続くなど、ドイツ車が上位を占めた。特にフォルクスワーゲンは2005年の韓国進出以降で最高記録となり、2月の4位から2位に上昇した。輸入車市場でのシェアも15.4%で過去最大となった。モデル別販売台数でトップに立った「ゴルフ2.0TDi」(290台)の善戦が大きかった。フォルクスワーゲン・コリアの朴東勲(パク・ドンフン)社長は、「不況のときほど合理的な価格と多様な車種で顧客に訴える戦略を取っている」と話す。