「隣の工場に仕事は回さない」現代自動車労組内部で対立
現代(ヒョンデ)自動車蔚山(ウルサン)第3工場と蔚山第2工場で働く勤続17年の従業員。同じ業務を担当しながら2月の給料は第3工場では310万ウォン(約22万円)、第2工場では216万ウォンと94万ウォンの差がついた。
経済危機が本格化した昨年末から、「ツーソン」「サンタフェ」「ベラクルス」など現代自動車第2工場で生産しているレジャー用車両の需要が落ち込み、第3工場で生産する「アバンテ」と「i30」など中小型乗用車は工場をフル稼働しても追いつかないほどの注文があふれているためだ。第3工場では注文をこなすため毎日2時間の残業に週末の特別勤務までしているが、第2工場は注文急減で休業・短縮勤務など1日8時間の通常勤務もできない状態だ。