歌手のピ（Ｒａｉｎ）の所属事務所Ｊチューンエンターテイメントが「ピに関連し、無分別に訴訟を起こすのを傍観しない」とし、不快感を示した。

０７年のワールドツアー当時、米ロサンゼルスの公演を担当していたプロモーター、アンディー・キム氏は今月９日、公演の取消によって金銭的に莫大な損害をこうむったとして、公演の主催者とピの所属会社を相手取り、巨額を求める訴訟を起こしたが、これに対し、ピ側が強硬策を示唆したのだ。

ピの所属事務所は「公演事業者の主催会社と所属事務所の間に出演契約があっただけで、現地のプロモーターとはいかなる業務上の関係も成立していない」と反論した。当時ピはロサンゼルス公演のために２週間前から現地入りし、スタッフと公演準備に万全を期しており、公演を避ける意図が全くなかった、と付け加えた。

訴訟を起こしたアンディー・キム氏については「現地のプロモーターとして準備すべき基本的な条件すら履行していない。これに関する明白な証拠を映像や写真、電子メール、文書などで確保している」と強調した。

Ｊチューンエンターテイメント側は「キム氏が訴訟を起こしたのは、ピが米ハワイでの裁判を控えている時点に、悪意的な世論を形成するためのものとみられる」とし、不快な気持ちを伝えた。