水不足が深刻になっている。 環境部によると、26日現在、全国790カ所の村で約17万人の住民が給水制限で困っているという。 江原道(カンウォンド)南部地域は漢江(ハンガン)発源地である太白(テベク)倹竜沼までが枯渇し、運搬給水で辛うじて水を確保しているのが実情だ。 雨が降る気配もなく、全羅北道鎮安郡(チョンラブクド・ジンアングン)竜潭(ヨンダム)ダム近隣の住民は祈雨祭まで開いた。 不況に水不足までが重なり、該当地域の住民は厳しい立場に追い込まれている。
もちろん今回の被害の直接的な原因は天候だ。 該当地域には昨年夏以降、干害を解消するほどの雨がほとんど降っていない。 例えば太白地域の場合、昨年7月以後の降水量(600ミリ)が平年の60%にすぎない。 今年も本格的に夏が始まるまで水不足が続くと予想されている。 しかし事態がこうなるまで総合的な治水対策を立てなかった政府の責任も大きい。 水不足に対する憂慮は昨今の話ではないが、全国的な水需給対策は依然として実行されていないからだ。