3月1日の国会は占拠、衝突、暴力で吹き荒れた。金炯旿(キム・ヒョンオ)国会議長がこの日午前、「職権上程」の意向を明らかにし、与野党の緊張が高まった。2日の本会議を控え、ハンナラ党は‘実力処理’を、民主党は‘実力阻止’を念頭に置いた図上演習を行った。ハンナラ党では「制圧する」(洪準杓・院内代表)という豪語が放たれた。民主党も「本当に駄目な場合には窓ガラスを破って入る」(金裕貞スポークスマン)と覚悟を固めた。
午後3時、民主党補佐陣の約200人が警衛らと衝突、通行統制ラインを突破して本館に進入し状況が変化した。民主党の阻止勢力が拡大したからだ。議員同士の葛藤から議員と補佐陣の争いに変わる瞬間でもあった。彼らは昨年12月の臨時国会のように、国会本館の民主党事務室に流れ込んだ。