韓国料理伝道師「寿司・ライスヌードルと競う」/カナダ(3)
彼はそこで終わらなかった。2005年、米国市場に進出した。ロサンゼルスとシアトルなど西部地域のコンビニに味付けカルビとビーフジャーキーを供給し、大きな人気を集めた。近いうちに米国東部地域にも進出する計画だ。キムチ、インスタント白飯、のり、アロエ、うどんなど韓国の商品も輸入し、味付けカルビとともに供給した。カナダ人が韓国料理に最大限接することができるようにする考えであった。96年には大韓航空、ルフトハンザ、エアカナダと機内食供給契約を行い、焼肉とビビンパ、各種ナムルを全世界の乗客たちに提供した。
このような成功の裏面には絶え間ない品質管理の努力が隠れていた。2002年には厳しいことで有名なカナダ連邦食品検疫庁(CFIA)で味付けカルビ、味付け焼き肉、味付け豚焼き肉とビーフジャーキーの正式な食品許可をもらった。2006年には米国農務部(USDA)の食品公認も獲得した。