製菓店の女性店長拉致事件を捜査中のソウル陽川(ヤンチョン)警察署は‘捜査用模造紙幣’ 7000万ウォン(約444万円)を持って逃走したチョン・スンヒ容疑者(32)を18日、公開手配した。警察の関係者は「チョン容疑者が17日に中古オートバイを購入する際、模造紙幣700万ウォン(約44万4000円)を使用していることから、追加の被害が予想される」と話した。チョン容疑者は17日午前10時15分ごろ、オートバイをソウル新吉洞(シンギルドン)にある中古オートバイ店で400万ウォン(約25万4000円)で購入し、このオートバイを売り払った。オートバイ店の店主は「男は“兄弟の事業資金が急に必要になったので、処分したい”と言い、オートバイを売った」と述べた。チョン容疑者は身長が1メートル78センチで、短髪、肩から脚にかけて鯉の入れ墨がある。
警察が作った捜査用模造紙幣は番号が‘EC1195348A’で偽造防止用のための灰色のホログラムが施されている。チョン容疑者にオートバイを売ったP氏(31)は「模造紙幣は赤い印が押された帯紙で100万ウォン(約6万3000円)ずつ束ねられていた。銀行の封筒に入れられており、銀行から引き出して来たようだった」と説明した。