政府が経済危機に合わせ政策手段を総動員している。韓国銀行も基準金利を過去最低の2%に引き下げた。それでも市場の不安は依然としている。信用収縮現象も緩和していない。外から見れば国内の銀行はしっかりしている。国際決済銀行(BIS)基準の自己資本比率は昨年末に12%を超えた。しかし内側では重い病気にむしばまれている。国内銀行の融資延滞率は昨年末の1.7%からわずか1カ月で2.36%に上昇した。銀行が保身を図り、融資縮小→企業の不渡り→融資の不良債権化の悪循環が始まったのだ。
今年のマイナス成長に備えるならこのまま手を引いていることはできない。より根本的な対策が必要だ。米国はすでにBIS比率を問わず公的資金3000億ドルを、欧州は1000億ユーロ以上をそれぞれ投入した。日本も12兆円の公的資金枠を設けた。これに比べ韓国の足取りはあまりに遅い。現行の預金保険公社法と金融産業構造改善法はBIS比率が8%以下の不良銀行にだけ公的資金を投入できるようにしている。外国と違い先制的で予防的な公的資金投入をふさいでいるのだ。また金産分離規定によりみずから足を引っ張っている。