竜山(ヨンサン)での惨事を受け街頭デモがまた登場した。犠牲者の遺族と全国撤去民連合関係者ら1000人余りが20日、「ろうそく追慕祭」という名前で都心の道路を占拠する深夜デモを行った。昨年春の混乱と葛藤の再燃が懸念される。初期に民心をつかむための政府の迅速な対応が切実だ。
政府は今回の惨事を深刻に受け止めなければならない。事案の属性や事件が起きた時点、社会的要件のすべてが敏感だ。なにより多くの人命を奪ったという点で心理的影響が大きい。善し悪しを離れ犠牲者に対する哀悼と同情が加害者である公権力に対する敵がい心に変わりやすい。心理的に狂牛病騒動に劣らぬ爆発性を内包している。